装具士診療

装具士の島田旭緒です。
博多犬猫医療センターと提携させて頂き、先生の処方のもと2ヶ月に1回、福岡で装具士診療を行なっています。(東京・大阪・愛知の病院にも、定期的によんで頂いています)
多くの患者様に頼って頂き、光栄です。今後も、努力してまいります。
 
今回は、症例の一例をご紹介します。
 
 
右膝の靭帯を痛めてしまったブルドックのDDちゃん(4才)です。
DDちゃんは約3年前に膝の前十字靭帯が部分的に損傷してしまいました。
初めは痛みがありましたが、現在は安静にしていると問題ありません。
ただ長い散歩など膝に負担が掛かる運動では、痛みで足を挙げてしまいます。
そうした足の痛みが3年ほど定期的にあり、当センターにご相談に来られました。
右前十字靭帯の部分損傷と先生に診断して頂き、オーナー様も手術に積極的でなかった為、オーダーメイドの膝装具を処方して頂きました。
運動制限から散歩や外出ができないことは、DDちゃんの楽しみを奪ってしまいます。
そのため、膝のみの屈伸を運動制限するしっかりとした装具を作製しました。
採寸・作製・装着後のチェックをしてもらい、ブルドック特有の体型に合わせて作っています。
ブルドックは、大腿と下腿が太くて短いですが、コーギーと違って膝の屈曲角が浅いなどの特徴があり、作製に苦慮しました。
現在は1ヶ月ほど散歩時のみ使っていて、痛みなどの問題は起きていません。
今後も痛みなく元気にすごしてほしいものです!
 
 
このように、獣医師・看護師を含む動物病院スタッフや飼主様とチームになって、装具士診療を行なっています。
次回の装具士診療は、8月16日15:00〜8月17日となっております。
興味のある方・ご家族のことでお悩みの方は、当センターまでご連絡ください。
なお、装具士診療に関しては予約制となっており、必ず事前に獣医師診療を受けて頂きます。
 
 
最近では、センター長の発案で福岡市の動物看護専攻や動物理学療法専攻の学生にセミナーを開いており、様々な出会いに仕事のモチベーションも上がっております。
今後とも、宜しくお願いします。
 
 
 
東洋装具 代表
博多犬猫医療センター 提携装具士
島田 旭緒