便のチェックで体調管理

便のチェックで体調管理
 
 
人と同様に、犬・猫の「便」も体調のバロメーターです。
普段から、便をチェックして体調の変化に気づけるようにしましょう。
 
今回は、便からわかる体調の変化についてご紹介します。
①便の固さ
ティッシュなどで掴んだ時に形が崩れず地面に汚れが少し残る程度の固さが、理想的な便の固さとされています。
固すぎる場合は、食事量が少ない・脱水しているなどの原因があります。
逆に、軟らかい場合は食事量が多い・細菌や寄生虫感染などの原因があります。
②便の量
消化率の良いフードは、与えた量に対して意外に便の量が少ないです。
逆に消化率の悪いフードは、体に吸収される量が少なく、便の量が多くなります。
ダイエット用のフード(食物繊維が多いもの)ではないのに便の量が多い場合は、フードを変えてみるのも良いかもしれません。
③便の形状
体格によって異なりますが、しっかりとした太さがあれが問題ないです。
便が細い場合は、腸が圧迫されていることが原因の可能性もあります。(直腸のできもの、会陰ヘルニア、前立腺肥大など)
 
色・においは食べているフードによって個体差がありますので、普段から健康時の便をよく観察しておき、何か変化があれば気づけるようにしておきましょう。
「いつもと違う!」と感じたら、早めに受診することをお勧めします。
 
 
ご不明な点があれば、お気軽に当センターへご相談ください。
 
 
 
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
動物看護師(チーフマネージャー)
濱田 将平