フィラリア予防を始める前の検査について。

フィラリア予防を始める前の検査について。
 
 
フィラリア予防のシーズンが始まっています!
まだの方は、お急ぎください!!
予防を開始する前には、必ず検査が必要になります。今回はその理由についてご紹介します。
 
フィラリア予防薬は「感染した幼虫を駆除する薬」です。
そのため、
薬の1回の投与で1ヵ月間予防が出来ているのではなく、感染しているかもしれないフィラリア幼虫を、毎月の投与で駆除していることになります。
そのため、予防期間は蚊が発生した1ヵ月以内から始め、蚊がいなくなった1ヵ月後までです。
途中で投与をやめたり、最後の投与を忘れた場合、感染したフィラアリア幼虫がそのまま成長し、フィラリア症になってしまうこともあります。
その状態でフィラリア予防薬を投与すると、重篤な副作用が起こる場合があるため、必ず投与前の検査が必要になります。
 
フィラリア予防薬は「要指示薬」(動物病院でしか処方できない)であり、診察・検査をしてからでないと処方することができません。
 
フィラリア症から大切なご家族を守るために、検査でフィラリア感染がないことを確認して、予防薬投与をスタートしましょう。
 
 
ご不明な点がございましたら、当センターへお気軽にご相談ください。
 
 
 
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
動物看護師(チーフマネージャー)
濱田 将平