ノミアレルギー皮膚炎

ノミアレルギー性皮膚炎
 


体に寄生したノミやフンによる反応や、吸血するときに体内に入ったノミの唾液に対して反応を起こしてしまうのが、ノミアレルギー性皮膚炎です。


ノミアレルギー性皮膚炎はかゆみが激しいために、体の引っ掻き傷による二次的な細菌感染を引き起こすこともあります。

〜ノミアレルギー性皮膚炎の主な症状〜
○ 背中や腰回りの脱毛
○ 激しいかゆみ(ひどい場合は自分で毛をむしることも)
○ 粟(あわ)粒大の発疹ができる(特に背中〜腰回り)
○ 掻くことで、皮膚に傷ができる
などです。このような症状がある場合、ノミやノミの糞がないか確認をしてください。

〜ノミの糞の見つけ方〜
毛をかき分ける、もしくは毛の流れと逆に毛を撫でて、毛の根元を探ると見つけやすいです。
黒い粒があれば、それを水で湿らしたティッシュで包んでみてください。粒の周りが赤茶色くにじんできたらノミの糞です。

〜ノミアレルギー性皮膚炎の予防〜
ノミアレルギー性皮膚炎はノミに対して起こる症状なので、ノミの寄生を防ぐことで予防できます。ノミは基本的に屋外に生息していますが、散歩中の寄生や、人の衣服について家の中に持ち込まれることがあります。
ノミが寄生してから駆除するのではなく、寄生しないように予防することが重要です。
 
最近、ノミ感染で来院する患者様が増えています。しっかり予防しましょう。


ご不明な点がありましたら、当センターへお気軽にご相談ください。



博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
動物看護師(チーフマネージャー)
濱田 将平