猫の乳腺腫瘍

1枚目は、猫の乳腺腫瘍です。手術直前の写真です。
猫の乳腺腫瘤は9割が悪性です。
放置してるとあっという間に大きくなってしまいます。
写真のように皮膚の伸びが間に合わずに、自壊してしまう症例も珍しくありません。
この子も、悪性でかつ切除時にリンパ節転移してましたが、術後の抗がん剤の併用で2年以上も生存してくれました。
2枚目の写真は、術後1ヶ月後の写真です。腫瘍の自壊によりQOL(生活の質)が低下していましたが、術後は走り回れるようになりました。ご家族もこのような状態になってしまったが、勇気を出して連れてきてよかったと言ってくださりました。
 
乳腺腫瘍の予防は、若齢時の避妊手術です。猫も高齢化してきており、腫瘍症例が増えてきております。
こんなはずじゃなかった、、、をなくすために、定期的な健康診断を通して獣医師とコミュニケーションとることが、ご家族を守るために重要です!
ご家族のことで不安なことがありましたら、お気軽にお越しください。
 
 
 
博多犬猫医療センター(福岡市博多区千代 動物病院)
広報事務局